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前回の記事で私は『twitterは「一時の遊び」に過ぎない』と書きました。
その後、約2ヶ月twitterを使い続けてみて、間違いであったことに気づきました。
お読みいただいた方には申し訳ありませんでした。
ただ、「マーケティングには使いづらい」という点に関しては、今もそのように思っています。
特定の商品やサービスを「認知し、興味を抱き、検索し、比較し、検討を重ねて、購買する」という流れの一端を担う可能性はありますが、あれだけの情報量の中、やればやるほどたくさんの人をフォローしたくなり、それが情報をすり抜ける能力の開発に繋がるので、たくさんの人に一度でリーチすることは不可能だと思います。
従いまして、ナショナルクライアントの大量販売を狙った商品やサービスには向かないと思います。
ネットで売れやすい小ロットの付加価値商品なら、可能性はあるだろうとは思います。
それよりも、私の誤解は別のところにありました。
この2ヶ月、新聞を読まなくても不安にならなくなりました。
リアルタイムで、いろいろなカテゴリーのニュースが飛び込んできます。
今日も、「ALBA_gorfnews」が石川遼選手の1ホールごとのスコアまで教えてくれます。
昨日の中国の大地震もtwitterで知りました。
こうしていると、帰宅時に東西線が順調に走っているかどうかさえわかります。
最初に何をしていいか、わからない方がたくさんいらっしゃると思います。
中途半端に体験して、もうだめだと諦める人もたくさんいると思います。
まずは、自分のお友達を探して、フォローしてみてください。
次に、お友達がフォローしている人たちをなるべく何も考えずにフォローしてみてください。
「友達の友達はみんな友達だ」と水前寺清子が歌っていましたが、まさに友達に友達を紹介されるようなことになるので信頼できる人たちが多いでしょう。
次に、ニュースや興味のある事柄に詳しい人たちをフォローします。
たとえば「広告」であるとすると、広告業界で名の通った人たちもたくさんやっているので、それらをフォローします。
そして、同じように、その人がフォローしている人たちをまた、何も考えずにフォローします。
こんなことで、フォローする人を3~50人程度集めてみます。
ここからが問題なのですが、まず、4~5日は黙ってつぶやきを見て過ごします。
どんな人たちが、どんなつぶやきをしているのかを観察するのです。
あわてて自分がつぶやいたり、re-tweetしたりすると、まったく空気が読めない孤立した自分に気づきます。(笑
事実、私がそうでした。
こういうことから、徐々につぶやき始め、フォローされるようになってくると、初めてtwitterのすごさがわかるようになります。
別に知る必要のないことでも、潜在意識の中に興味があれば、反応できて、情報収集ができます。
まさに、テレビでのCMやニュースと一緒です。
また、世代や性別を超えて、ランダムにフォローしていると、その人たちの生活習慣や考え方も見えてきます。
広告代理店にはサーベイとしても有効に機能します。
ただ、フォローしている人たちが増えてくると、いろいろな情報が整理されずに入ってくるので、とてもウザく感じます。
そうなってきた時には、関係ごとに「友人」「広告」「ニュース」などの「リスト」を作り、それごとに表示させるtwitter専用アプリがあるので、それを利用して情報整理をします。
実際にやってみて、私はテレビに近い感覚を持ちました。
今後は、この夏の参議院選挙の時の速報番組に、日テレあたりが導入をし、民意がすぐにわかるようになるのではないかと思っています。
そうなったら、ニコニコ動画と同じような使い方になってきますね。
ネットが普及して、技術やインフラ、クリエイティブなども進化を遂げる間に、いろいろなサービスやツールが出てきましたが、iモードが生活を変えたように、twitterにもその可能性を感じています。
ネット関係者では、当たり前になりましたが、広告代理店の人間の興味の低さには驚かされます。
早い時点でこれを取り組めば、コミュニケーションの新しい方向性も見えてくるはずです。
まずは、体験することから始めてみてください。
団塊の世代以上の人たちが、PCに慣れるのに、どれだけ苦労をしたことか。
未だやっていない人たちには、その可能性が大いにあることを自覚すべきです。
なお、すでにやっていらっしゃる方は、是非、フォローし合いましょう!
k_mochino です。
よろしくお願い致します。
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