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今年の箱根駅伝は、昨年に続き、往路5区での東洋大学柏原選手の快走によって、東洋大学が連覇を果たしました。
我が母校青山学院大学は、昨年、私が大学1年生の時に出場して以来、33年ぶりの出場を果たし、今年は、見事8位入賞をし、シード権を獲得しました。
私自身、青学陸上部(110m・400mハードル)出身なので、正月から、この上ない喜びを感じました。
さて皆さん、今、各大学が、どうして箱根駅伝に力を入れるかご存知でしょうか?
15年前くらいから、少子化が叫ばれるようになって、各校も学校経営にかげりが出始めました。
学校経営は、主に寄付金や国からの補助金、そして授業料などで成り立っていますね。しかし、それ以外にも重要な収入源があります。
それは、受験料なんです。
仮に、1学部3万円の受験料だとすると、1万人の受験者があれば、それだけで3億円になります。
そのために、各大学は、受験生を増やさなければならないという命題があるのです。
そういうことから、知名度を上げて、受験生を増やさなければなりません。
山梨学院・城西大学・上武大学などがいい例ですね。
要するに、箱根駅伝は、受験生を増やす広告投下のような役割があるのです。
青学も、当然のように15年位前から対策を練ってきました。
まずは、当時はまだ野球人気がすごかったので、野球を強くして知名度を上げようとしました。
井口選手や小久保選手などは、それによって入学し、期待通り活躍をしてくれました。
その後も、ヤクルトの石川選手をはじめ、たくさんプロ野球選手も輩出し、大学選手権でも優勝をしたりしてきました。
そして、ようやく駅伝強化に入ってきたのが5年ほど前からです。
私が1年生の時は、10年連続で出場していましたが、1年生の時が最後で、しかもアンカーだった選手が、ゴール手前150mで、意識を失って倒れてしまい、ゴールすることができませんでした。
ですから、去年は、それ以来悲願の33年ぶりのゴールに沸きました。
今は、大学のブランディングがとても重要になってきています。
昔のように、いい大学に入って、いい会社に入るという構造は、まったく崩壊をしてしまいました。
同時に、少子化になり、受験生自体が減ってきています。
企業サイドは、昔のように、同じものをたくさん作って売るという企業活動から、個性のあるものを作らなければ売れない時代に入ってきました。
それを作るためには、どこの大学を出たのかではなく、どのような個性を持っているかで学生を判断するようになりました。
従いまして、「この大学は他と違ってこんなところが特徴がある」という、他にない価値をどう伝えるかが課題になってきています。
そのためにも、学校は、広報活動・広告活動も強化し、Webサイトなども充実化させる必要が出てきています。
これは、商品やサービスとまったく同じですね。
先日、日経BPコンサルティングがマーケティング視点で、大学のブランドイメージ調査をやリました。
これからの学校経営は、ここが上がらないと、収益が増えない構造になってくるでしょう。
個性の強い親が、個性溢れる子供を創る。
そんな構造になっていくはずです。
商品やサービスのマーケティングやブランド構築の考え方をいち早く導入した学校が生き残る時代です。
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