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ここ数日間で、テレビ・新聞での体験話です。
テレビは、4月の期首編成から1クールが過ぎ、第2クールでの特番や新番組が始まっています。
ここで、象徴的な出来事は、TOYOTAがエコをテーマに、富士通が夢をテーマに、KIRINが食をテーマに冠特番を放送しました。
広告主各社とも、テレビスポットや番組の共同提供による露出ポジションの効率追求から、企業ブランドを支えるための「主張」に主眼を置いたコミュニケーションをし始めるきっかけになるかも知れません。
以前は、「東芝日曜劇場」「旭化成なるほどザワールド」「日立世界不思議発見」など、企業のブランドメッセージにかぶるような番組提供が盛んに行なわれていましたが、メディア自体の高騰や企業の不況などによって、冠提供社が激減していきました。
ここの所、メディア料金も一気に下落し、予算的にレギュラー番組では実現できないけど単発ならと、こういう流れが起こっているのでしょう。
また、商品やサービスなどのプロダクトブランドを強化する前に、コーポレートブランドを強化するという、本来の目的に気がついた企業が始めているのだろうと思います。
この方向は、とても歓迎すべき方向で、コンテンツが重要視されているテレビの中にあって、特に質が高い番組が放送されることになるからです。
ここの所、テレビ番組は、キャスティングの安いガヤ芸人を使った番組がとても多く、ある程度視聴率も取れるので、それに胡坐をかいている傾向があります。
そこで、とても理解できないのが、ドラマもコメディが多いことですね。
人間は、喜怒哀楽のある生き物なので、各局の編成担当はこれを意識しなければなりません。
ガヤ芸人のお笑いばかりを放送し、ドラマもコメディでは笑っているだけで疲れてしまいます。
だからこそ、月9の婚活なども視聴率が取れないのです。
TBSの今後に個人的にはちょっと期待をしています。
昔は、ドラマのTBS、報道のTBSと言われていました。
今回の4月の期首編成では、ゴールデン帯ニュース番組である「総力報道!THE NEWS 」を放送開始しました。本来のTBSの強みである報道に力を入れた結果です。
この力が発揮されたのは、衆議院の解散や西日本の局地的豪雨など、国民の関心事の高い出来事でした。
ゴールデンタイムに報道が進出することによって、夕方のニュースやnews23などに、報道の総力を決した成果が出るので、ニュース内容がとても素晴らしい。良く取材をしています。
先日、東京都議会選がありましたが、開票結果が見え始めた21時頃に開票速報番組をやっていたのは、NHKニュースとCXのサキヨミとMXだけでした。
NHKは、独自の開票分析でどんどん当確を打つのに対し、CXは、サキヨミといっているにもかかわらず?ぜんぜん先読みできずに当確を打つのがとても遅かった。自信のなさの表れですよね?
MXは、地デジの特長を生かして、選挙管理委員会の発表する得票数をリアルタイムで文字放送していました。
月刊ニューメディアの吉井編集長にお聞きしたところ、選挙速報でどのように当確を打つのかは、各局独自の出口調査や分析と選管が発表する数字とを照らし合わせて、独自の判断で決めているそうです。
今回の衆議院選を見ていれば、きっと各社の報道の技量が見えてくると思います。
また、ドラマに関しては、TBSは「水戸黄門」の復活や「渡る世間」などの独自の視聴者を捕まえています。これを見続ける人は、裏番組に何が来ようとチャンネルを合わせるでしょう。
今は、コメディではドラマ部門の視聴率は取れないと思います。
先日は、マスターズ・全米女子ゴルフ・全英オープンゴルフ・エビアンマスターズなど、石川遼くんや宮里藍ちゃんなどの活躍により、木曜から月曜までほとんど寝不足の日が続きました。
昨日も、世界水泳で古賀選手・入江選手の活躍で夜中の2時半まで眠れませんでした。
ニュースやスポーツは、リアルタイムが命です。
リアルタイムで見ている限りは、CMはスキップされません。
だから、アメリカのスーパーボウルはとても高い提供料金が設定されています。
以前は、スポーツもHDDに録画して見ていましたが、毎朝起きるとYahooニュースを見るくせがついていて、結果が表示されていると、録画を見る気も起こらなくなってしまいました。
こういう人、私だけでしょうか?
インターネットができて、インターネットの素晴らしさに触れ、すべてをインターネットに依存してきました。
だからこそ、5年前に新聞を取るのもやめました。
しかし、昨日、久しぶりに駅売りの日経新聞を買いました。
それは、民主党のマニュフェストをしっかり見たかったからです。
内容を確認するだけなら、民主党のサイトを見ればいいと思います。
しかし、新聞やテレビは、もともとは報道機関です。
独自の視点で事実を見て、それを伝えなければなりません。
新聞の社説がいい例ですね。
しかし、インターネットのニュースは、Yahoo独自の観点でその事実を流してはくれません。
これが、報道機関としてのメディアと、ただたくさんの人に伝えられるメディアとの違いです。
久しぶりに新聞をくまなく読んでいると、新鮮な情報が一杯詰まっていました。
インターネットは、私が取りたい情報を取りにいくので、それ以上でもそれ以下でもない、いい意味でも、悪い意味でも、「期待通り」の情報しかくれませんが、新聞はほしい情報以上に知ってよかった情報が飛び込んできます。
これは、テレビでも同じことが言えます。
久しぶりに、新聞の素晴らしさを感じた瞬間でした。
衆議院選ということがなければ気がつかなかったかも知れません。
別の機会に気がついたのかも知れません。
ただ、皆さんにもいつかその機会はやってくるはずだと思います。
なぜなら、メディアの特徴として、テレビの情報伝達の即効性と、新聞の情報の信頼性の高さは、一度経験した人は知っているからです。
ただ、経験のない若年層には通用しないとは思いますが・・・。
そんなことで、テレビや新聞が、私たちのような4マス時代に育った人に、見直される可能性があるなと感じた数日間でした。
まあ、若い方には共感はされないでしょうけどね。
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