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昨日の草彅剛事件で、マスコミ各社は連日過熱報道を続けています。
この事件は、有名人としては仕方のない取り上げ方だと納得する一方で、やりすぎの感も否めませんね。
泥酔している状態なので、取調べができないという理由から、拘留時間が増えているのはやむ終えませんが、「なぜ裸になったのかを覚えていない。」ということを突き詰めたところで、覚えていないのだから仕方がないことでしょう。
私なんか、年中ですよ。
そういう中で、家宅捜査までするとはいかがなものか。
芸能人を偏見しているとしか思えませんね。
現に、尿検査もやって、薬物反応が出ていなかったわけですから。
また、鳩山総務相の発言にはあきれました。
あんたそんなに偉いの?
今まで、草彅くんに元気づけられたり、癒されたり、助けられた人が、日本だけではなく韓国などにもどれくらいいたか知っていますか?
あれだけの仕事をそつなくしっかりこなしていれば、誰だってストレスは溜まりますよ。
人に注目をされて、頑張れば頑張るほど、私たちには想像がつかないほど心にダメージは蓄積していっているはず。
ある意味、彼も被害者で、それらを未然に防げなかったジャニーズ事務所の責任問題でもあります。
自社の商品をどこまで酷使したらつぶれるかを把握していなかったのですから。
警察の捜査活動や鳩山発言で、マスコミの報道以上に過熱化しているのがネットです。
韓国では、「チョナン・カン」が検索1位になったそうだし、今、ネットを見ると草彅だらけの状態です。
マスコミや警察、政府の発言などより、SNSやblogなどで語られている意見に市民が大きなうねりを起こし、擁護意見や抗議活動が起こっています。
これら、ネットがなかった時代は、報道や各組織からの発表のみで終わっていたことが、今やネットの中で、一般の人々の意見によって、正しい方向(みんながそうあってほしいと願う方向)に向かっていきます。
これが、ソーシャルネットワークによって出来上がった「グランズウェル(大きなうねり)」ということになります。
詳しくは、「グランズウェル」シャーリーン・リー/ジョシュ・バーノフ著、伊東美奈子訳(翔泳社)をお読みください。
しかし、昨日から広告代理店やテレビ局、その他のメディア各社は死ぬ思いですよね。
広告代理店は、CM放送中止を民放各社・その他メディアに連絡をすると同時に、クライアントへの日々の状況報告、次の広告企画に関する打ち合わせ、事務所との補償問題、etc
考えるだけでおぞましい。。。
タレントを使うリスクをもろに受けた結果です。
損害もとても多く発生します。
中止したCM枠分は、代理店は支払わなければなりません。
たぶん、クライアントは払ってくれないでしょう。
そして・・・・・、ACのCMが代わりにたくさん流れることになります。
クライアントによっては、違う商品のキャンペーンに摩り替えて放送する場合もありますが。
でも、各社一斉にタレント契約を打ち切ると発表していますが、本当にそれが正しいのでしょうか?
以前、研なおこが大麻事件で逮捕された時に、1社だけ「彼女が再起をかけるまで見守りたい」と契約を継続した会社があります。(その会社にはご迷惑がかかるので伏せさせていただきます)
その時に、その会社の持つ心の大きさに感動したことがありました。
彼は、今までどれだけ社会に貢献してきたのでしょう。
その辺の国会議員よりははるかに貢献してきているはずです。
それを知っている企業が、彼を応援する姿に共感する消費者も多いはずだと思います。
泥酔して人を殴ったとか、何かを壊しただとか、そういうことをしたわけではありません。
酒が冷めれば、いつもの草彅君に戻るはずです。
そして、反省してお酒はあまり口にしなくなるでしょう。
そして、あのやさしげなおだやかな草彅君が戻ってくるのです。
一回の大きな過ちを大目に見てあげることはできませんかね。
理解してくれるクライアントがいたとしたら素敵だな。
ちょっとしたロマンです。
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