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弊社のマーケティングディレクターである小関雅巳は、私と同じ時代にアサツーディ・ケイ(ADK)で、マーケティング部の部長を務めていました。また、ADKでは、初代海外マーケティング室の室長でもありました。
私も、彼も、リアルマーケティングの世界で生きてきて、その後ネットの世界に足を踏み入れた歴史があります。
そんな我々の目線は、いつも「マーケティング=物を売ること」であり、コミュニケーションは、それを伝える方法であり、テレビ・新聞・雑誌からOOH・Webサイトなどの媒体は、それを伝える手段(媒体)という考え方がしっかり整理できていると自負しています。
そのような背景から、弊社が運営させていただいているWebサイトはひとつのデパート(店舗)のように位置づけて、「独自のログ分析」を行なっています。
ひとつのクライアントのログ分析をあらゆる角度で小関が1~2ヶ月PCに張り付いて行ないます。
Webサイトが店舗だとしたら、どのような性別・年代・ニーズを持つお客様が、どの入り口からどのように経路をたどって売り場に行き、どのような情報に接触してきた人が確実に買って帰るのか、売り場ごとに分析をしていきます。
おそらく、デパートでも、そこまでしっかり分析できているところは、かなり少ないと思います。
そんな中、あるクライアントのログ分析をしていた時、お客様が自然検索で入ってくる人とリスティング広告で入ってくる人の違いを分析しているおりに、小関が面白い着眼点で分析を始めたので、私も思わずうなってしまいました。
日本のリスティング広告を売っている代理店の方々にお聞きしても、広告主の方にお聞きしても、この着眼点の分析はおそらくしたことがないでしょう。
今皆さんは、リスティング広告の効果分析で、ランディングページへの誘導とそのコンバージョンによって、広告効果を計っていると思います。
その中にあっても、ワードによって、コンバージョンに結びつきやすいものを選び出しているくらいはやっていますよね?
たとえば、ホテル業界であれば、コンバージョンは宿泊者ということになります。
予約者ではありませんよ。
確実に泊まったかどうかまで調べなければなりません。
宿泊は、仮の予約が多々あるからです。
その場合、日本橋にあるホテルが買ったワードで「東京 ホテル」と「日本橋 ホテル」では、どちらが誘導が多く、どちらが実際に泊まる確立が高いでしょうか?
そして、どちらが有効なワードになるのでしょうか?
この答えは、弊社のクライアントであるパールホテル様のログ分析で明快になっています。
このあたりの分析は、ちょっと優秀な方がいれば気がつくでしょうね。
さて、では、本題です。
一般のランディングページを想定してみてください。
あるキャンペーンで、ブランドサイトに誘導するという想定でも結構です。
新しい商品を紹介するために、新規ページを作成し、そこに誘導するという想定でもいいでしょう。
そこに誘導するために、リスティング広告を一ヶ月実施したとしましょう。
その効果分析は、何人の人たちを誘導したかということになりますね。
懸賞に応募やお問い合わせなど、何らかのアクションに繋げることがコンバージョンになっているかも知れません。
ただ、この分析に今回小関が加えたのは、「滞在時間と直帰率」です。
ワードごとに、一つ一つ丁寧にこの二つを分析したのです。
皆さんが重視しているワードを10個くらいイメージしてください。
そのワードの滞在時間と直帰率をそれぞれ調べると、とても面白いデータが得られます。
たくさんの人を誘導してきているワードでも、「これは違うな」と瞬時に離脱してしまうワードがあります。
また、逆に、必ずゆっくり見て、次に回遊していくワードが発見できます。
あるワードは、たった5行くらいの商品説明しかないのに、1分近くも滞在しています。
なぜでしょう。
ある商品の、希望通りのページにたどり着き、それを是非購入するために次の情報(販売店の情報など)をゆっくり見たりしているケースに多く見られます。
この人たちは、自分たちの目的をしっかり達成できたので、本来我々の「売る」という目的も達せられることになります。
このワードは、似たり寄ったりの数あるワードの中に埋もれているケースもあります。
ですから、ここまでの分析をしないと、本当に効くワードを発見出来ないのです。
ここまでの話がご理解いただけましたでしょうか?
ちなみに、この話は弊社とリスティング広告でお取引を頂いていますとてもメジャーな会社の営業マンの方も驚いて聞き入っていました。
ご興味のある方は、是非、一度ご連絡をください。
infoにメールをいただければ幸甚です。
よろしくお願い致します。
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