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私は、いつも使う人が感動するサイト創りを目指しています。
それは、使い勝手だったり、コンテンツの内容だったり、デザインだったりしますが、まず一番に気をつけているのは「共感」です。
そこで、時として、大きな壁にぶつかります。
女性の下着だったり、生理用品だったりした時は、女性が下着をどのように位置づけているのか、生理の日はどのように「憂鬱」だったりするのかが想像もつきません。
こういう時のコピーやデザイン・コンテンツ内容などの検討は、正直言ってお手上げです。
共感を得る仕事をする自信がありません。。。
こういう場合は、まず仕事を請けない、または女性スタッフを中心にプロジェクトを組むことにしています。
そんな中、今回は、フランスベッドメディカルサービス様からのご依頼で、「健康・睡眠・メディカルショップ」のブランドサイトを立ち上げることになりました。
世界一の長寿国である日本は、今、老人医療問題で、とても大きな課題に直面してます。政府は、たくさんの人達を病院に収容しなければならないことと、ひとり当たりの医療負担を抑えるために、長い入院をなるべくさせないように、在宅療養を推進しています。
そのように宣告された人達は、今後どのように自宅療養をすればいいのでしょうか?
また、女性特有の乳がんや子宮がんなども確実に増えています。
しかし、医療技術は進歩をしているので、死に至ることは少なくなってきました。
ただ、乳房を取ってしまった方や、効がん治療で髪の毛が抜けてしまった方などは、病院がちゃんとその後の生活を指導してくれるのでしょうか?
答えは「ノー」ですね。
そんな方々のために出来たお店が「健康・睡眠・メディカルショップ」です。
クライアントからは、コミュニケーションの核は、乳がんなどの手術をされた方の術後ケアを中心にしたいという意向がありました。
手術を受けてから、毎日の生活が元に戻れるのだろうか・・・・。
このサイトに来る人は、そんな不安を抱いていることは想像できました。
しかし、どのようなメッセージを伝えれば、このお店に共感を抱いてきてくれるのだろう。。。
私には、想像できないくらいの人生の失望感や虚脱感などを抱いた方々だと思います。
気安く、こんなものがありますよでは、反感をかってしまうことさえあるような気がしました。
周りの書物やいろいろなニュース・映像などをかき集め、なるべくその人達の気持ちになれるように努力をしました。
NHKで長島監督のリハビリの特集がありました。
毎日、必死で歩くため、話すためのリハビリをやっていました。
長島監督の最後の言葉が心を打ちました。
「リハビリは、嘘をつかない。」
とても前向きな、長島監督らしいメッセージでした。
しかし、ターゲットは女性です。
三日三晩考え続けました。
そして、こんなFlashを作りました。
共感してもらえるでしょうか?
そして、このサイトを信頼し、ゆっくりと見ていただけるでしょうか?
納得されたら、お店に来てもらえるでしょうか?
自分の体験にないことやものを伝えることは、とても大変なことです。
以前、同じような気持ちで、こどもの障害者に向けたサイト「みんなのえがお」を作ったときも同じ気持ちでした。
私の子供は、おかげさまでとても元気に生まれてきました。
そして、成人しました。
障害があるお子様を持つご両親は、どのような気持ちでサイトを見るのでしょう。
そこがポイントでした。
私には、想像もつかなかったので、まずは、お子様が一緒にPCを眺めてくれるサイトにしようと思いました。そして、お子様から「あのサイトが見たい」というようにしたいと思いました。
無味乾燥なサイトだとしたら、用具を選ぶご両親も楽しくないと考えたからです。
いつもは自信過剰なくらいの意識でサイトを創っていますが、自分の体験できない商品やサービスのサイト創りは本当にタフな作業です。
でも、こういう作業にとても面白みを感じるのは、ちょっとMなのでしょうか。(笑
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