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いや~、昨日の東京国際マラソンは参りましたね!
高橋選手が優勝したことに感動をしているわけではありません。
彼女が、自分の体を張って、世の中の凹んでいる人たちに向けて、素晴らしいメッセージを伝えてくれたことに感動をしているのです。
一昨年の東京国際マラソンで、失意のどん底に落ちた彼女は、小出監督からの決別をし、自分で考えられる選手に成長しようと努力をしていました。あの失敗は、小出監督にすべて頼りきっていた自分の弱さの結果と分析をしたのでしょう。
しかし、その後も神様は彼女にたくさんの試練を与えました。満足に走ることさえできない日々が続いていました。それ以前にも、たくさん試練はあったのに、最後には信じていたオリンピックの出場でさえかなわない夢となってしまいました。
普通の人間では、年齢も考えこの時点であきらめているでしょう。
でも彼女は、走ることが好きだった。
これが、ひとつの成功のカギですね。
仕事もつらいことがたくさんありますが、その仕事が本当に好きかどうかで続けられるかどうかが決まります。
ようやくスタートラインに立つ準備ができたとき、今度は肉離れに襲われました。
この時点で、高橋選手の選手生命は終わってしまったと考えたのは、私だけではないでしょう。
彼女は、人生の中で最高の栄誉をつかんだのだから、今後はゆっくりと後輩を育ててほしいと願った人たちもたくさんいたはずです。
私は、神様はなぜここまで試練を与えるのか?と、とても厳しい結果を嘆きました。
でも、高橋選手はそれらの試練に見事打ち勝ちました。
35km付近での見事なまでの不意打ちのスパート!
瞬間的に私は大声を出していました。
「すっげー!!!」
※小梅太夫のチッキショー!!!的なニュアンス
そして、勝利インタビューでは、日本国民のみなさんに、「頑張れば夢はかなうんだよ!かなわないのは、努力が足りないからだよ!!」と教えてくれました。
視聴率が23.8%だそうだから、1200万世帯の人たちが見ていたことになります。
国民の4分の一に高橋選手のメッセージが届いた計算になります。
かつて、柔道の山下選手や古賀選手・谷選手などがオリンピックのステージで怪我をして金メダルを取ったことがありますね。どんな局面においても、自分の力を信じて、弱気にならないこと。それが勝利の秘訣なのかもしれません。
いずれにせよ、今日から、一度あきらめかけた夢を追い始めたたくさんの日本国民がいるに違いありません。
ありがとう!高橋尚子選手!!
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