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宣伝会議7月1日売りの特集で、上記表題の記事が3ページに渡って掲載された。
なぜ、こういうタイトルの記事になったのかというと、ネットでブランディングが出来ると言われて約2年、この間にたくさんのブランディングの手法が出てきましたが、どうもまだまだ活用の仕方を迷っている広告主が多く見られるため、宣伝会議さんと、一度ネットの役割を整理しようということになったのです。
そのためには、まず「ブランド」というものがどういうものなのかを理解しなければなりません。
私は、いつも思っていることですが、ブランド力を計測する調査手法や項目はたくさんありますが、改めてそのブランドについて聞かれて、その時点で一生懸命考えて、答えを出した人たちの数値にはあまり意味がないと思っています。それは、その時点での話であり、今後の気持ちを表したものではないからです。
ブランドを人格に置き換えるとわかりやすいのですが、仮にある男の子がたくさんの女の子に興味を抱いていて、でも、まだ結婚するとか彼女を作るとかの深い関係になるほどの人にめぐり合っていなくて、女の子はどの子も良い所も悪い所もあるなあと思っている時に、(この状態は、ロイヤルユーザーではありません。)突然、A子さんが、私のことどう思いますか?と聞いてきたようなもの。A子さんには、もともとそんなに特別な感情があるわけでもなく、深く考えたことがなかったのに、B子と比べてどうですか?などとつぎつぎに聞かれても・・・・。
まあ、その時点での「誠意」ある回答はするのでしょうが、明日以降のその男の子の気持ちは極めて流動的です。
そこで、今までのマーケティングは、4メディアやプロモーション、店頭でのキャンペーンなどを通じて、その男の子の気持ちを深めるためにA子さんはアプローチしてきたわけです。
これがブランドの信頼を高める「体験」と「対話」です。
恋人同士なら、デートを重ねてその人なりを肌で感じるのが「体験」であり、たくさん話し合うことによって「対話」を行い、信頼を深めてゆく。
その過程は、ネットを使うととてもうまく機能するということから、ネットでブランディングができるということになるのです。
ここに、ネットで何をやればいいのかの答えがあります。
長くなるので、次のテーマは次回。
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