今や爆発的に広まりつつあるCGM(Consumer Generated Media)。
【もっとわかりやすく表現すると消費者生成メディア】
※blogやSNS・口コミサイトなど
CGMは、新時代のマーケティングコミュニケーションの核となるのか?
そのあたりをWeb研のメンバーと研究している最中なのですが、何事も体験しないと理解が深まらないですね。特にネットの場合は、そういう感覚を持たないと、何も理解が進みません。
そんな中、SNSの代表的なmixiには以前から参加をしていました。
このコミュニティーが、今後どのように消費者の購買決定プロセスに影響するのか、この中で体験するリコメンドは、自分の心をどのように動かすのか。
そうこうしているうちに、マーケティングや母校のコミュニティーよりも興味深いコミュニティーを発見しました。それは、地元の「行徳コミュニティー」。
以前から、地元のおいしいお店の情報が欲しいと思っていました。
そこで、おいしいお店情報の交換をすると・・・。
なにやら、今までになかった不思議な連帯感が生まれてきました。
「このお店はこれがおいしい。」
ん?知ってるぞ、その店。
「確かにそれはうまいが、こちらの店のこれも捨てがたい。」
短期間のうちに活発な意見が交わされます。
そのうち、オフ会をやろうということになりました。
参加者は、20歳の学生さんから20代の社会人中心に、30代のご夫婦(あ!奥さんは27歳)、ず~っと歳が離れた私。
どんなことになるのかと、ワクワク・ドキドキで集合場所のお店に行きました。
ここで、重大なミスをしでかしていることに気がつきました。私のmixiでのネームは「モッチー」です。
どの面をさげて、こんな若いメンバーの皆さんに「モッチーで~す!」などと言えるのだろうか。。。
もう少し、自己紹介しやすいネームにしておけば良かった。トホホ。
でも、そんな私もこのオフ会では「ただのモッチー」ですから、なんの気兼ねも要りませんでした。
面白い体験です。
私が会社に入った歳に生まれていなかった人たちからも「モッチー」なのです。
ここで体験したのは、情報性の高い価値があると思ったら、そこに人は集まるということです。
マーケティングや母校などのコミュニティーは、たくさんありますが、どれも自分にとっては「帯に短し、襷に長し。」という感じです。
しかし、唯一の行徳情報には、こんな私さえもオフ会にまで参加しようと思わせる価値がありました。
今後、コミュニティーは、参加者が増えれば増えるほど、淘汰をされていくのでしょう。
そして、生き残ったコミュニティーは、みんながとても情報に価値を認めているものしかなくなり、それが大きな消費者生成メディアとなるのかもしれません。
私の予想では、あまりテーマが大きいものではなく、ごく一部の人には有効なコンテンツが生き残るような気がしています。
たとえば、ジャイアンツのファンのコミュニティーは、乱立する恐れがあるので、ある一定以上にはならないのではないかと予測するのですが・・・。
以前から、SNSはblogほどの影響力はないのではないか(一般のblogではなく、あくまでもインフルエンサーのblogが前提ですが)と思っていましたが、コンテンツ(テーマ)次第では、有効なメディアになるの可能性はあることを体験しました。
4大メディアの影響力までは、かなり距離はありますが、チラシ程度の認知率は稼げるようになるのかもしれません。
19:48
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すごい観察してたんですね。
>>そんな私もこのオフ会では「ただのモッチー」ですから
この言葉が意味することはみんな気付いていたでしょう。
ご馳走様でした^^ |
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投稿者 たつ : 2006年03月28日 11:42 |
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