韓流ブーム、どう思う?
「ヨン様」に悪気はないのだろうけど、日本の主婦連はこぞって「ヨン様」の追っかけになっている。特に40代50代は、日本に「追っかけ」という言葉をはやらせ、グループサウンズブームで「失神」した世代だから、手に負えない。
今や「冬ソナ難民」といわれる殿方が多く発生しているそうで、奥方がダンナに見向きもしなくなって、難民生活を余儀なくされているらしい。
馬鹿げた話だ。
そもそも、韓国の人たちに笑われているぞ。
日本の人たちは、ゆがんだ歴史教育を受けているから、韓国の対日感情をまったく理解していない。中国もそうだ。過去にどれだけの過ちを犯してきたかを教えられていない。
先日、イラクでアメリカ兵が負傷している民間人を殺害したことを世界各国のメディアが非難していたが、日本は、メディアの発達していない時代にぜんぜん比較にはならないひどいことを韓国・中国にやってきている。
私は、仕事で韓国・中国のマーケティングを担当してきたが、それまで観光でしか行ったことがなかったので、認識を新たにした。とても驚くことばかりだった。
日本の観光客が出会う韓国・中国の人たちは、観光客のお金が目当てなので、反日感情を表には出さない。
しかし、日本の商品を輸出しようとした時に、初めて本質が理解できた。
彼らは、日本に憧れを持ってはいない。
日本のことを「敗戦国」だとしか見ていない。
そう、我々が現在見ているイラクの姿だ。
いろいろな侵略を企て、連合軍にやっつけられた「敗戦国」なのだ。
その反面、中国ではアメリカのことを「美国」と書く。
だから、韓国は、日本文化の受け入れを拒否し、中国は、小泉首相の靖国神社参拝を許せない。サッカーの日韓戦や中国でのアジアカップでもそれは証明されている。
でも・・・、
そんな歴史があるからこそ、韓流ブームは、両国の友好に役立つのかもしれない。
もしそうだとしたら、「冬ソナ難民」の皆さん、下手な外交官に両国の国交を任せるよりも、皆さんの愛するカーちゃんに託しますか。
私は、日本国民の責任として、両国のことをもっと深く理解して、「戦争保障は終わった」などいわずに痛みをわかった上で友好を重ねてゆくべきだと思っている。
2004年12月02日 15:59
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